Module 3 : Claude Code 基礎

Claude Code は、あなたの PC に住み込んで日本語で話しかければ動く AI エージェント
このモジュールを終えると、ターミナルが怖くなくなり、AI と一緒に実ファイルを操作して成果物を作る準備が整います。

⏱ 所要時間: 約180分 📚 8レッスン 🎯 難易度: 初級 💻 実機ハンズオンあり

3.1 Claude Code とは? — Webチャット版との決定的な違い

所要: 約15分 📖 形式: 読み物 🔰 前提: Module 1

🎯 このレッスンの到達目標

  • Claude Code が「AIエージェント」と呼ばれる理由を説明できる
  • Web版 Claude / ChatGPT との使い分けが理解できる
  • HP制作・業務効率化において Claude Code が最適な場面を知る

Claude Codeは、Anthropic社が提供する「ターミナルで動くAIエージェント」です。単なるチャットボットではなく、あなたのPCの中に常駐してファイルを読み書きし、コマンドを実行し、ブラウザを開き、Gitに push する、まさに AI エンジニアがあなたの隣で働いているような体験ができます。

Webチャット vs Claude Code — 決定的な3つの違い

観点 Webチャット (claude.ai / ChatGPT) Claude Code
ファイル操作 コピペが基本。毎回貼り付ける必要あり 直接読み書き。プロジェクト全体を把握
コマンド実行 手順の提案のみ 自分で実行(ビルド・テスト・デプロイまで)
継続性 セッションが切れると忘れる CLAUDE.md でプロジェクト知識を蓄積

「エージェント」とはどういう意味?

単にテキストで答えるだけでなく、自律的に一連のタスクを実行できるAIを「AIエージェント」と呼びます。Claude Code は次のサイクルを自動で回します:

  1. 計画: 依頼を受けたら、必要な手順を考える
  2. 実行: ファイル読取・編集・コマンド実行を自分で行う
  3. 検証: 出力を見て、エラーなら自分で直す
  4. 報告: 最終成果を人間に返す

HP制作で Claude Code が最強な3つの理由

① プロジェクト全体を把握

「この配色に統一して」と言えば、全HTML/CSSファイルを見て一括修正。Webチャットでは不可能。

② コマンドを覚えなくていい

「デプロイして」「GitHub に push して」と日本語で言えば、裏で git や vercel を動かしてくれる。

③ ブラウザと連動して確認

変更後すぐブラウザで表示確認し、「ここがズレている」とフィードバックできる。反復が速い。

④ 永続的な記憶(CLAUDE.md)

プロジェクト特有のルールをファイルに書いておけば、次のセッションも一貫した判断を維持。

🇯🇵 完全に日本語でOK

Claude Code は日本語の指示を完璧に理解します。英語コマンドも・専門用語も一切覚える必要ありません。「ブラウザで開いて」「Git に commit して」「エラーメッセージ見て直して」で全部伝わります。

✏️ MINI QUIZ

Claude Code が「AIエージェント」と呼ばれる理由として、もっとも適切なものは?

  • A回答速度が速いから
  • B計画→実行→検証→報告のサイクルを自律的に回せるから
  • C英語でしか使えないから
✅ 正解! 単にテキストを返すのではなく、ファイル操作やコマンド実行を自発的に行う点が「エージェント」の定義です。
💡 30秒で復習

Claude CodeはCLI型の対話AIエージェント。コードを書く・読む・実行する・直すを自然言語で完結。GitHub連携、ファイル編集、コマンド実行が可能で、HP制作・データ分析・スクリプト自動化に強い。

3.2 事前準備 — ターミナル超入門 + アカウント・環境

所要: 約45分(じっくり) 🛠 形式: 準備作業 + ターミナル基礎 🔰 前提: 2.1

🎯 このレッスンの到達目標

  • 「ターミナル」が何で、なぜ必要かを自分の言葉で説明できる
  • ターミナルを開いて、最低限必要な5つのコマンドを使える
  • Claude のアカウント・料金プランを正しく選択できる
  • 自分の PC で Claude Code を動かせるかを判断できる
  • 学習で使う作業フォルダ(プロジェクトディレクトリ)を作れる
📖 Part A: ターミナル超入門(はじめての方へ)

すでにターミナルを使ったことがある方は Part B(料金プラン) へジャンプして構いません。本パートは「ターミナルって聞いただけで構えてしまう方」向けにじっくり解説します。

A-1. ターミナルとは何か?

ターミナルとは、PC に「文字で命令を送る」ための窓口アプリです。普段マウスで操作していること(フォルダを開く、ファイルを移動する、アプリを起動するなど)を、キーボードで「コマンド」を入力することで実行します。

私たちが普段触れているのは「グラフィカル画面(GUI)」で、これは美しいですが AIが操作するには遠い世界 です。一方ターミナル(CUI)は文字ベースなので、AIが直接コマンドを書いて実行できる場所 なのです。Claude Code はこのターミナル上で動きます。

🖱 GUI(グラフィカル画面)

・人間がマウスで操作
・画面は綺麗だが処理が決まったメニューに限定
・AIは直接操作できない

⌨️ CUI(ターミナル)

・テキストでコマンドを入力
・自由度が高く、自動化に向く
AI(Claude Code)が直接動かせる

A-2. ターミナルの開き方

🍎 Mac の場合

  1. ⌘ Space(Spotlight検索)を開く
  2. 「ターミナル」 と入力 → Enter
  3. 黒っぽいウィンドウが開けばOK

※「アプリケーション → ユーティリティ → ターミナル.app」からも開けます

🪟 Windows の場合(WSL2 推奨)

  1. スタートメニュー → 「PowerShell」 を入力 → 起動
  2. または 「Windows ターミナル」(既定でPowerShell)
  3. 本格運用は WSL2 (Ubuntu) を後でセットアップ

※ Claude Code は WSL2 (Linux) 推奨。次レッスンで案内します

🐧 Linux の場合

Ctrl+Alt+T で標準ターミナルが起動。GNOME Terminal / Konsole / Alacritty 等、ご自身のディストリビューションに付属のもので OK。

💡 起動後に出る「最初の文字」の意味

ターミナルを開くと例えば takeshi@MacBook-Pro ~ %PS C:\Users\Takeshi> のような表示が出ます。これは「いま、誰が、どのフォルダにいるか」を表す目印(プロンプト)。末尾の %$> の後ろにコマンドを入力します。

A-3. 最低限覚える5つのコマンド

これだけで Claude Code を始められます。まずは1つずつ実際に打って Enter してみてください。

コマンド 読み方 意味 具体例
pwd ピー・ダブリュー・ディー 今いるフォルダを表示 /Users/takeshi
ls エル・エス そのフォルダの中身一覧 Desktop Documents Downloads
cd フォルダ名 シー・ディー フォルダに移動 cd Documents
mkdir フォルダ名 メイク・ディレクトリ フォルダを作成 mkdir my-first-claude
cd ~ シー・ディー・ティルダ ホームフォルダに戻る ~ = /Users/takeshi

A-4. 実際にやってみる(5分エクササイズ)

ターミナルで下記を順番に打ってみてください。1行ずつ Enter キーを押します:

# 1. 今どこにいる?
pwd

# 2. このフォルダの中身は?
ls

# 3. ホーム(自分の家)に戻る
cd ~

# 4. 学習用フォルダを作る
mkdir claude-lesson

# 5. そのフォルダに入る
cd claude-lesson

# 6. もう一度今どこ?を確認
pwd

最後の pwd/Users/あなたの名前/claude-lesson(または /home/...)が出れば成功! これで「Claude Code を起動できる準備」が完了します。

🆘 よくあるつまずき
  • コマンドの大文字・小文字: LSPWD はエラー。すべて小文字で。
  • スペースの位置: cd~ はエラー。cd後にスペース
  • 変な場所に作っちゃった: cd ~ でいつでもホームに戻れます。
  • コマンドが終わらない/止まらない: Ctrl + C でほとんどのコマンドを中断できます。
  • カーソルがフリーズ: ターミナルウィンドウを閉じて再起動でOK。データは消えません。
🪟 Windows ユーザー向け補足: WSL2 とは?

WSL2(Windows Subsystem for Linux 2)は、Windows の中に Linux 環境を1つ動かす 機能。Claude Code を含む多くの開発ツールが Mac/Linux 向けに最適化されているため、Windows ユーザーは WSL2 を使うとトラブルが激減します。
セットアップは「PowerShell を管理者権限で開き wsl --install を実行 → 再起動 → Ubuntu が入っている」だけ。詳しくは次レッスンで再度案内します。

📖 Part B: Claude アカウントと料金プラン

B-1. Claude アカウント作成(無料・5分)

  1. claude.ai にアクセス
  2. 「Continue with Google」または「Continue with Email」を選択
    (個人で使う Gmail / Outlook どちらでも OK)
  3. 電話番号認証(SMS): 国を「Japan +81」、自分の携帯番号を入力 → 6桁の認証コードを SMS で受け取り入力
  4. 「同意して進む」→ ホーム画面に到達すれば成功
⚠️ ここで止まる人が多い

SMS が届かない場合は 電話番号の入力ミス(最初の0を抜くか抜かないか)が原因の大半。日本の番号を入力するときは「090-XXXX-YYYY」なら「+81 90 XXXX YYYY」(先頭の0を抜く)。それでも届かない時は5分待ってから再送信ボタン。

B-2. 料金プランの選択

Claude Code を使うには Pro 以上の有料プランが必要です(無料アカウントは Web チャットのみ)。

プラン 料金(月額) Claude Code 使用上限の目安 推奨度
Free 0円 不可 Web チャットのみ
Pro $20 5時間ごとに数十回の対話 初学者はまずこれ
Max 5× $100 Pro の5倍 ◎ 本研修推奨(4週で完走したい人)
Max 20× $200 Pro の20倍 ◎ 業務で本格利用するエンジニア向け
💰 料金の現実的な選び方
  • 毎日30分〜1時間程度の学習: Pro($20)で十分。途中で上限に達しても5時間後に復活します。
  • 週末まとめて2〜3時間×2日: Pro で足りなくなることが多い。Max 5× を推奨。
  • 業務でも使いたい: Max 5× 以上。クライアント案件には Max 20× の方が安心。
  • 注意: いつでもプラン変更・キャンセル可能。まず Pro で始めて、足りなければ Max にアップグレードでOK。

B-3. 支払い方法の登録

claude.ai → 左上「Settings (歯車)」→ 「Billing」→ クレジットカード番号、有効期限、CVCコード、住所を登録します。Visa / MasterCard / Amex が利用可能。日本の発行カードもOK。

📖 Part C: PC 環境のチェック

下記いずれかに当てはまれば Claude Code を快適に動かせます:

✅ 推奨環境(Mac)

・macOS 12(Monterey)以降
Apple Silicon(M1〜M5)
・メモリ 8GB 以上
・ストレージ空き 5GB 以上
初学者にとって一番ラク

⚠️ 対応環境(Windows)

・Windows 10 / 11
WSL2 (Ubuntu) 必須
・メモリ 8GB 以上
・PowerShell 単体だと 非推奨

✅ 対応環境(Linux)

・Ubuntu 20.04+ / Debian / Fedora 等
・メモリ 8GB 以上
玄人向け、トラブル時に強い

🔧 次レッスンで導入するもの

Homebrew(パッケージ管理)
Node.js v18 以上
Git(バージョン管理)
Claude Code 本体

自分の環境を確認するコマンド

ターミナルで以下を打ち、結果をメモしておくと次レッスンで役立ちます:

# Mac / Linux: OS バージョン確認
sw_vers       # ← Mac の場合
uname -a      # ← Mac / Linux 共通

# CPU タイプ(Mac)
uname -m      # arm64 = Apple Silicon、x86_64 = Intel Mac

# 空き容量を確認
df -h ~

# Windows (PowerShell): OS確認
Get-ComputerInfo | Select-Object OsName, OsVersion, CsTotalPhysicalMemory

準備チェックリスト(次レッスンへ進む前に)

✏️ MINI QUIZ

Claude Code を学習用途で始めたいとき、もっともコスト対効果の良い選択は?

  • AFree プラン(無料)
  • BPro プラン($20/月)
  • CMax 20× プラン($200/月)
✅ 正解! Free では Claude Code は使えません。Pro $20/月で学習スタート → 本格業務で必要ならMaxへ、が黄金パターン。
💡 30秒で復習

事前準備は「①ターミナル使用OK」「②Node.js v18以上」「③Anthropicアカウント」の3点。MacはHomebrew、WindowsはWSL2推奨。プロジェクト用のフォルダを作っておく。

3.3 インストール手順 — Step-by-Step 完全ガイド

所要: 約60分(じっくり) 💻 形式: ハンズオン 🔰 前提: 3.2 完了

🎯 このレッスンの到達目標

  • Homebrew・Node.js・Claude Code を自分の PC にインストールできる
  • 各ステップで「正しくインストールできたか」を自分で検証できる
  • 初回認証(OAuth)を完了し、Claude Code の起動画面を見られる
  • よくある10種類のエラーに対処できる
📌 全体像: インストールは4段階

① Homebrew(Mac/Linux 用のパッケージ管理ツール)
② Node.js(Claude Code が動くために必要なランタイム)
③ Claude Code 本体
④ 認証(claude.ai のアカウントと接続)

時間目安: Mac/Linux なら全部で 15〜30 分、Windows (WSL2) は初回 +30〜60 分。

Step 1: Homebrew をインストール(Mac / Linux)

Homebrew(ホームブリュー) は Mac/Linux 用の「ソフト管理ツール」です。これを入れておくと、後から多くのツールを brew install xxx の一行でインストールできます。Windows ユーザーは WSL2 (Ubuntu) を起動してからこのステップを実行してください(WSL2 内では Linux と同じ手順です)。

1-1. インストールコマンドを実行

ターミナルに下記を 1行で コピー&ペーストして Enter:

/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

1-2. 途中で起こる3つの場面

  1. 「Press RETURN to continue」と出たら: Enter を1回押すだけ。
  2. 「Password:」と聞かれたら: Mac ログイン時のパスワードを入力して Enter。画面には何も表示されませんが、ちゃんと入力されています。
  3. 処理に5〜10分かかる: コマンドラインツール(Xcode CLT)も自動で入ります。コーヒーでも飲んで待機。

1-3. 完了後に必ずやる「PATH 設定」(Apple Silicon Mac の場合)

完了画面に「==> Next steps:」と表示されたら、その下の 2行のコマンドをコピーして実行します(Apple Silicon Mac の場合):

echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> ~/.zprofile
eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"

※ Intel Mac の場合は /usr/local/bin/brew、Linux の場合は ~/.profile/home/linuxbrew/.linuxbrew/bin/brew など、画面の指示に従ってください。

1-4. 動作確認 — Homebrew が使えるか?

brew --version

期待される出力:

Homebrew 4.4.x
...

これが出れば Step 1 完了 ✅。出ない場合は下記の「よくあるエラー」へ。

🚨 Step 1 のトラブル対処
  • command not found: brew: PATH 設定が抜けています。1-3 の2行を再度実行 → ターミナルを一度閉じて開き直す
  • fatal: not a git repository: ネットワーク不安定。WiFi を確認して再実行。
  • xcrun: error: invalid active developer path: xcode-select --install を先に実行。
  • 5分以上応答なし: 通信エラー。Ctrl+C で中断して再実行。

Step 2: Node.js をインストール

Node.js は JavaScript 実行環境。Claude Code の一部機能や、後で導入する npm(Node Package Manager) 経由のパッケージで必要になります。

2-1. Mac / Linux: Homebrew でインストール

brew install node

完了まで2〜5分。

2-2. Windows (WSL2): apt-get でインストール

# Ubuntu 22.04 / 24.04 の場合(推奨ノードバージョン)
curl -fsSL https://deb.nodesource.com/setup_lts.x | sudo -E bash -
sudo apt-get install -y nodejs

2-3. 動作確認

node --version
npm --version

期待される出力:

v22.10.0
10.9.0

バージョン番号が出れば Step 2 完了 ✅v18.0.0 以上であれば Claude Code の動作要件を満たしています(v20+ 推奨)。

🚨 Step 2 のトラブル対処
  • node: command not found: Homebrew の PATH 設定漏れ。Step 1-3 を再確認。
  • 古いバージョンが出る(v16.x 以下): brew upgrade node で更新。
  • npm で EACCES: permission denied: sudo chown -R $(whoami) ~/.npm で所有者を直す。

Step 3: Claude Code 本体のインストール

2つの方法から選べます。初心者には方法A(公式スクリプト)を推奨します。

🎯 方法A: 公式スクリプト(推奨)

curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash

・最新の安定版を自動インストール
・Mac / Linux / WSL2 すべて対応
・トラブル時の情報が公式ドキュメントと一致しやすい

⚙️ 方法B: Homebrew(Mac のみ)

brew install anthropic/claude/claude-code

・brew のエコシステムに統合
brew upgrade で一括アップデート
・既に brew を多用している人向け

📦 方法C: npm 経由

npm install -g @anthropic-ai/claude-code

・グローバルインストール
・Node.js のバージョンに依存
・上級者向け(パスや権限で詰まりがち)

3-1. インストール実行

方法 A の場合、上のコマンドをコピペして Enter。30秒〜2分で完了します。

3-2. 動作確認

claude --version

期待される出力:

Claude Code 1.x.x

これが出れば Step 3 完了 ✅

🚨 Step 3 のトラブル対処
  • claude: command not found: PATH に ~/.local/bin が含まれていない。echo 'export PATH="$HOME/.local/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc && source ~/.zshrc を実行。
  • インストールスクリプトが「unsupported OS」を返す: 古い OS の可能性。Mac は OS をアップデート、Windows は WSL2 で実行しているか再確認。
  • SSL certificate error: 会社プロキシ環境の可能性。社内ネットワーク管理者に「claude.ai と raw.githubusercontent.com を許可してほしい」と依頼。

Step 4: 作業フォルダを作って起動 + 初回認証

4-1. 学習用フォルダを作って入る

mkdir ~/my-first-claude
cd ~/my-first-claude
pwd

pwd/Users/あなたの名前/my-first-claude が出れば OK。

4-2. Claude Code を起動

claude

4-3. 初回認証フロー

初回起動時は、自動でブラウザが開いて Claude アカウントとの紐付けが行われます:

  1. ターミナルに 「Open this URL in your browser to authenticate:」 と出る
  2. ブラウザが自動で開く(または手動でその URL を貼り付ける)
  3. claude.ai にログイン済みなら「Authorize Claude Code」ボタンが出るのでクリック
  4. 「✓ Successfully authenticated!」と表示されたらブラウザを閉じる
  5. ターミナルに自動で戻り、ようこそ画面が出る

4-4. 起動画面(これが見えれば成功)

╭───────────────────────────────────────────╮
│  ✻ Welcome to Claude Code!                │
│                                           │
│   /help for help, /status for info        │
│                                           │
│   cwd: /Users/takeshi/my-first-claude     │
╰───────────────────────────────────────────╯

 > 

> の後ろに日本語で指示を打てます。これでセットアップ完了 🎉。次のレッスン 3.4 で「初めての対話」を体験します。

4-5. 終了するには

Claude Code を終了したいときは:

/exit

または Ctrl + D でも OK。再度起動するには claude を再実行するだけ。

🚨 Step 4 のトラブル対処
  • ブラウザが自動で開かない: ターミナル表示の URL を手動でコピー&ペースト。
  • 認証後も「Failed to authenticate」: claude.ai でログアウト→再ログインしてから再試行。
  • 会社のセキュリティで認証ページが開けない: claude --auth=api-key オプションで API キー認証へ切り替え。
  • 「Plan limit reached」と出る: 月の上限到達。プランを Pro→Max にアップグレードするか、5時間待つ。
  • 起動しても応答が遅い: 初回はモデル読込みで時間がかかる場合あり。30秒待ってみる。

📋 インストール完了チェック

✏️ MINI QUIZ

Claude Code を起動する標準コマンドはどれでしょう?

  • Aclaude-code start
  • Bclaude
  • Canthropic open
✅ 正解! 単に claude と入力するだけで起動します。シンプル。
💡 30秒で復習

インストールは npm install -g @anthropic-ai/claude-code 一発。初回起動時にAPIキー or OAuthでログイン。バージョン確認 claude --version、アップデートは npm update -g。

3.4 初めての対話 — 5つの体験で完全マスター

所要: 約45分 💬 形式: ハンズオン 🔰 前提: 3.3 完了

🎯 このレッスンの到達目標

  • Claude Code に日本語で指示を出し、応答を受け取れる
  • ファイル作成・編集・読み取りを依頼できる
  • 「許可プロンプト」(Permission Prompt)の意味と扱い方を理解する
  • 応答に出る記号やインデントの意味を読み解ける
  • うまくいかない時の「言い直し方」を身につける
📖 始める前の確認

ターミナルで cd ~/my-first-claudeclaude を実行し、ようこそ画面と > プロンプトが出ている状態にしてください。本レッスンは5つの「指示」をやってみる 構成です。1つずつ試して、応答を観察しましょう。

体験 1: 自己紹介させてみる(30秒で安心する)

まず安全な「読み取り専用」の依頼で慣らします。下記をターミナルに入力して Enter:

こんにちは。あなたについて教えてください。
このフォルダで何ができますか?

こんな応答が返ります(一例)

こんにちは!私は Claude Code、Anthropic 社の AI エージェントです。

このフォルダ(/Users/takeshi/my-first-claude)は現在空のようです。
ここで以下のようなことができます:

1. **ファイル作成・編集**: HTML/CSS/JS、Markdown、Python など
2. **コマンド実行**: ビルド、テスト、git 操作
3. **検索**: フォルダ内の特定の文字列を探す
...
💡 ここで観察すること
  • 応答が日本語で返ってくる(指示も日本語でOK)
  • カレントフォルダのパスを Claude が把握している
  • 「フォルダが空」と事実を確認してから答えている

体験 2: ファイルを作らせてみる(許可プロンプトを覚える)

次に「ファイルを作る」というPCに影響する依頼を出します:

このフォルダに hello.txt を作って、
中身に「はじめまして、Claude Code!」と
書いてください。

「許可プロンプト」が出る

Claude Code は、ファイル作成・編集・削除、コマンド実行などPCに影響する操作の前に必ず確認画面を出します:

● Write(hello.txt)
  ⎿ I'll create hello.txt with the content you specified.

  Do you want to make this change?
  ❯ 1. Yes
    2. Yes, and don't ask again for this file
    3. No, and tell Claude what to do differently (esc)

選択肢 1: Yes

この操作 1 回だけ許可。次回また聞かれます。初心者は基本これ

選択肢 2: Yes (don't ask again)

同じセッション中は同じファイルへの操作を許可しっぱなし。慣れて速度を上げたい時。

選択肢 3: No

esc キーでも同じ。「やめて、こうして」と修正指示を出します。

数字キー 1 を押して Enter。Claude が hello.txt を作成し、内容を書き込みます。

確認: ファイルができたか?

Claude Code を一旦サスペンド(裏に回す)して別のターミナルで:

ls
cat hello.txt

hello.txt という名前と「はじめまして、Claude Code!」の中身が表示されれば成功 ✅

🛡 なぜ許可プロンプトがあるのか?

AI が暴走して大事なファイルを消したり、勝手に変更したりすることを防ぐセーフティネットです。
特に重要なフォルダ(OS の設定や個人データ)で動かす時は、「Yes」を押す前に何をしようとしているか必ず読む習慣をつけましょう。

体験 3: ファイルを読んで要約させる(読み取り操作)

hello.txt の中身を読んで、
内容を要約してください。

読み取り操作には許可プロンプトが出ません(書き換えがないため)。Claude はすぐに内容を読み、要約を返します:

● Read(hello.txt)
  ⎿ Read 1 line

「はじめまして、Claude Code!」というメッセージが書かれた、
新しい挨拶のテキストファイルです。
💡 観察ポイント

● Read(hello.txt) という表示は 「Claude がいま読み取りツールを使った」 ことを示しています。 ツール使用が常に可視化されるので、何を見て何を判断したかが透明です。

体験 4: 複数ファイルをまとめて作る(連続作業)

このフォルダに
- index.html
- style.css
- script.js
の3ファイルを作ってください。
中身は「Hello World」と表示する
シンプルなサイトで。
作り終えたら open でブラウザで開いて。

Claude が以下のような流れで動きます:

  1. ● Write(index.html) → 許可 → 作成
  2. ● Write(style.css) → 許可 → 作成
  3. ● Write(script.js) → 許可 → 作成
  4. ● Bash(open index.html) → 許可 → 実行

各ステップで「Yes」を選ぶと、最終的に Mac の標準ブラウザで「Hello World」サイトが開きます🎉

💡 効率化テクニック

連続で同じような操作が続くなら、最初の許可プロンプトで 「2. Yes (don't ask again)」 を選ぶと、その種の操作はそのセッション内では確認なしで実行されます。
ただし、セッションを終えたら設定はリセットされるので、新しいセッションでは再度確認が出ます(安全のため)。

体験 5: 修正・言い直し(対話で軌道修正)

AI なので時々ズレた応答が来ます。そんな時の言い直し方:

# ふわっとした指示
このフォルダのHTMLを読みやすくして

もし Claude が想定と違う書き換えをしたら、続けてこう打てば直してもらえます:

違います、見た目を変えずに
HTML の構造(インデント)だけ整えてください。
スペースは2つで揃えて。

具体的に「何を残し、何を変えてほしいか」を伝えるのがコツ。Claude Code は会話履歴を覚えているので、「さっきのは戻して、代わりに〜」と言えば前の状態に戻すこともできます。

その他、こんな指示も通ります

  • 「このフォルダの構造をツリー表示して」
  • 「index.html のタイトル部分だけ変更して」
  • 「このフォルダ全体を zip にまとめて」
  • 「現在の日本時刻をファイルに記録して」
  • 「エラーメッセージを見て、何がダメか教えて」
  • 「この HTML を Tailwind CSS でリファクタリングして」
  • 「git init して最初のコミットを作って」
💡 初心者がうまく使うための5つの心構え
  1. 丁寧語でなくてOK:「〇〇作って」「×× 直して」で通じます
  2. 情報不足なら聞き返してもらえる: 曖昧ならClaudeから質問が来ます。それを待つのも有効
  3. 間違えたら言い直す:「それは違う、こうして」と対話で修正
  4. 結果を必ず確認する: AI が暴走しないとは限らないので、ファイルの中身を実際に見る癖をつける
  5. 慣れないうちは小さなフォルダで練習: 重要なプロジェクトはバックアップを取ってから

📋 体験完了チェック

✏️ MINI QUIZ

Claude Code がファイル作成やコマンド実行の前に行うことは?

  • A何も聞かず即座に実行する
  • B「実行していいですか?」と確認のプロンプトを出す
  • C必ず英語で警告を表示する
✅ 正解! この許可システムが Claude Code の安全性の核です。意図しない操作を防ぎます。
💡 30秒で復習

claude コマンドで対話開始。「このフォルダにLPを作って」のような自然言語で指示。/help でコマンド一覧、Ctrl+C で中断、exit で終了。最初は小さな依頼から慣れる。

3.5 基本操作・スラッシュコマンド・モデル選択

所要: 約20分 📖 形式: リファレンス 🔰 前提: 2.4

🎯 このレッスンの到達目標

  • キーボードショートカットを使いこなせる
  • スラッシュコマンドで効率化できる
  • モデル(Haiku / Sonnet / Opus)を場面で使い分けられる

必須キーボード操作

📝 入力系

Enter: 送信
Shift + Enter: 改行(複数行入力)
↑ / ↓: 履歴呼び出し

🛑 中断・終了

Esc: 実行中の処理を中断
Ctrl + C: Claude Code を終了
/exit: 綺麗に終了

🔄 コンテキスト管理

/clear: 会話履歴をリセット
/compact: 履歴を要約して圧縮

📎 便利機能

画像をドラッグ&ドロップで添付可能
「このスクショ見て」で画像も理解

スラッシュコマンド(頻用)

コマンド 用途 使いどころ
/helpヘルプ表示困ったとき
/clear会話履歴のリセット話が長くなって混乱してきたとき
/compact履歴の自動要約コンテキストが一杯になってきたとき
/modelモデル切替難しい問題を解かせるとき
/status現在の設定・使用量確認プラン残量を見たいとき
/costトークン消費量確認「今いくら使ってる?」
/reviewコードレビュー依頼品質チェックしたいとき

モデルの使い分け — Haiku / Sonnet / Opus

🏎 Haiku(速い・安い)

用途: 軽いファイル操作、簡単な質問、大量処理
速度: 最速
料金: 最安
判断: 「これ簡単そう」と思ったらこれ

⚖️ Sonnet(バランス・デフォルト)

用途: 日常の開発作業、中程度の思考
速度: 速め
料金:
判断: 迷ったらこれ(デフォルト)

🎓 Opus(最賢・高品質)

用途: 複雑な設計、難しいデバッグ、重要な判断
速度: やや遅い
料金:
判断: Sonnet で物足りなければ切替

💡 賢い運用

普段 Sonnet で作業 → 詰まったら /model opus で切替 → 解決したら Sonnet に戻す。このリズムが最高のコスパ。

✏️ MINI QUIZ

「会話が長くなって、Claude が以前の指示を混同し始めた」とき、まず試すべき対応は?

  • APCを再起動
  • B/clear で履歴をリセット、または /compact で要約
  • C大声で叫ぶ
✅ 正解! コンテキストが膨大になると精度が落ちます。区切りがいいところで /clear するのが熟練者の所作。
💡 30秒で復習

頻出コマンド: /help(ヘルプ)/clear(履歴クリア)/cost(料金確認)/model(モデル切替)。@ファイル名 でファイル参照、! でシェル実行、/ でスラッシュコマンド。

3.6 CLAUDE.md とパーミッション — プロジェクトの設計図

所要: 約20分 📂 形式: 設計 🔰 前提: 2.5

🎯 このレッスンの到達目標

  • CLAUDE.md の役割を理解し、自分で作れる
  • 権限(Permissions)の仕組みを理解する
  • プロジェクトごとに Claude の振る舞いをカスタマイズできる

Claude Code の真価は、プロジェクトごとの一貫性にあります。その中核が CLAUDE.md.claude/ フォルダです。

CLAUDE.md — プロジェクトのメモリ

プロジェクトのルートに置くと、Claude Code が毎回起動時に自動で読み込むファイル。プロジェクト固有のルールをここに書けば、毎回説明する必要がなくなります。

# 私のカフェサイト プロジェクト

## 技術スタック
- 静的HTML/CSS/JS(フレームワーク不使用)
- デプロイ: Vercel

## 設計ルール
- 配色: ベージュ #F5E6D3 とダークブラウン #3E2723
- フォント: 見出しは 'Noto Serif JP'、本文は 'Noto Sans JP'
- CSS変数は :root に集約
- JavaScript は最小限、jQuery は使わない
- すべて日本語 / 絵文字は使わない

## よく使うコマンド
- デプロイ: `vercel --prod`
- ローカル起動: `python3 -m http.server 8080`

## 注意事項
- 画像は assets/images/ 配下に配置
- 本番環境変数は .env.production に記載
💡 CLAUDE.md があると何が変わる?

「ベージュ系で」と言わなくても最初からベージュを使う
「jQueryで」と言っても jQuery を使わない
絵文字を入れない
→ プロジェクトの設計思想を毎回ぶらさず保ってくれます。

.claude/ フォルダ — 高度なカスタマイズ

プロジェクト配下に .claude/ フォルダを作ると、さらに細かい設定ができます:

📁 .claude/commands/

独自スラッシュコマンドを定義。/deploy/test などをプロジェクト専用で作れる。

📁 .claude/skills/

2026年の推奨構成。スキル(機能単位)としてコマンドを整理。

⚙️ .claude/settings.json

権限の許可・拒否リスト、モデル設定、フックなどをプロジェクト単位で指定。

🪝 .claude/hooks/

「commit 前に必ずテスト実行」など、特定イベントで走るスクリプト。

パーミッション(権限)の仕組み

Claude Code は「安全第一」設計。危険な操作は毎回確認が入ります。頻繁に出る操作は、settings.json で事前許可できます:

// .claude/settings.json
{
  "permissions": {
    "allow": [
      "Bash(npm:*)",         // npm 系コマンドは全部OK
      "Bash(git:add)",       // git add は許可
      "Bash(git:commit)",    // git commit も許可
      "Write(**/*.md)",      // .md ファイルへの書込は許可
      "Edit(src/**)"         // src配下の編集は許可
    ],
    "deny": [
      "Bash(rm:-rf)",        // rm -rf は絶対禁止
      "Bash(sudo:*)"         // sudo も禁止
    ]
  }
}
⚠️ 権限設定のベストプラクティス

allow は最小限: 本当に頻繁に使うものだけ
deny は強めに: rm -rf, sudo, curl | sh など危険コマンドは明示拒否
組織で共有: チーム開発なら settings.json を git 管理してルール統一

✏️ MINI QUIZ

プロジェクト特有の設計ルールを毎回 Claude に覚えさせるには、もっとも適切な方法は?

  • A毎セッションの冒頭に全ルールをコピペする
  • Bプロジェクトルートに CLAUDE.md を作って書いておく
  • CAnthropic 本社に電話する
✅ 正解! CLAUDE.md はプロジェクトの「取扱説明書」。書いておくだけで毎回自動で読み込まれます。
💡 30秒で復習

CLAUDE.mdはプロジェクトの「お作法書」。コーディング規約・使用言語・依存関係を記載。権限は「読取/書込/実行」を都度確認、危険操作は --dangerously-skip-permissions を使わず慎重に。

3.7 拡張機能 — MCP と Skills で Claude を強化

所要: 約25分 🔌 形式: 読み物 🔰 前提: 2.6

🎯 このレッスンの到達目標

  • MCP (Model Context Protocol) の役割と価値を理解する
  • Skills と Subagents の使い分けが分かる
  • Claude Code を自分のワークフロー向けに拡張するイメージを持つ

Claude Code はそのままでも強力ですが、拡張機能を使うと真価を発揮します。2026年時点で押さえるべきは3つ:

① MCP (Model Context Protocol) — 外部連携の標準

MCPは、Claude に外部サービスの操作能力を与える仕組み。Anthropic が2024年末に公開した規格で、2026年現在 3,000以上の連携が存在します。

🗄 データベース連携

PostgreSQL / Supabase / MongoDB — 「DBから昨日の売上を取ってきて」

📊 SaaS連携

GitHub / Slack / Linear / Notion — 「このバグを Linear に起票して」

☁️ クラウド

AWS / Vercel / Cloudflare — 「このコードを本番デプロイして」

🔍 検索・監視

Sentry / DataDog / Google検索 — 「昨日のエラーログを分析して」

MCP の追加方法(例: GitHub連携)

# Claude Code を起動してから
claude mcp add github

# 認証を済ませれば、こう使える:
> GitHub で open している私のPRを全部リストして、
  一番レビューが必要なものを教えて

② Skills — スラッシュコマンドをパッケージ化

Claude Code 2026版の推奨構成。プロジェクト特有のワークフローを再利用可能なスキルとして定義できます。

# .claude/skills/deploy-staging/skill.md
---
description: ステージング環境にデプロイ
---

以下の手順で staging 環境にデプロイしてください:
1. main ブランチから staging ブランチにマージ
2. テスト実行 (npm test)
3. Vercel にデプロイ (vercel deploy --target staging)
4. デプロイ URL を Slack #dev に通知

定義しておけば /deploy-staging の1コマンドで全工程が走ります。

③ Subagents — 複雑タスクの分担

Subagentは、特定用途に特化した「部下」AI。メインの Claude が複雑な仕事を抱えこまず、専門エージェントに委譲できます。

🔍 search-specialist

大量ファイルから情報探索するのが得意。メイン文脈を汚さず結果だけ返す。

🧪 test-runner

テスト実行・ログ分析に特化。エラーがあれば原因と修正案を報告。

🔐 security-reviewer

コードのセキュリティ観点でのレビュー専門。SQLインジェクションなどを検出。

💡 使いどころ

主会話を汚したくない / 並列実行で時短したい / 特定スキルを持つ専門家が欲しい時。

💡 このモジュールで覚えるのはここまで

MCP / Skills / Subagents は必要になってから学べば十分。まずは基本のClaude Code を1本使いこなせることを優先しましょう。Module 4 の HP 制作で自然に使う場面が出てきます。

✏️ MINI QUIZ

Claude Code を GitHub や Slack と連携させたいとき、使う仕組みは?

  • ACLAUDE.md に書く
  • BMCP (Model Context Protocol) で連携サーバーを追加する
  • C新しい PC を買う
✅ 正解! MCP は Claude を外部サービスに繋げる公式プロトコル。2026年で 3,000+ の連携が存在します。
💡 30秒で復習

MCP(Model Context Protocol)で外部ツール連携、Skillsで再利用可能なAIエージェントを作成。GitHub MCP・Slack MCP・Filesystem MCPなど標準提供。Claude Code拡張の主役。

3.8 実践 — はじめての HTML ページを作る

所要: 約30分 🎨 形式: 実践演習 🔰 前提: 2.1〜2.7

🎯 このレッスンの到達目標

  • Claude Code との対話で自己紹介ページを完成させる
  • 対話で修正を重ねる流れを体感する
  • Module 4(本格HP制作)への地盤を固める

ステップ 1: プロジェクト準備

mkdir ~/projects/my-profile
cd ~/projects/my-profile
claude

ステップ 2: CLAUDE.md を作る

起動したら最初にルールを定義:

このフォルダに CLAUDE.md を作ってください。
内容:
- プロジェクト: 私の自己紹介ページ
- 配色: ネイビー #1e3a8a と ベージュ #fef3c7
- フォント: Noto Sans JP
- HTML5 + モダンCSS、JSフレームワークは使わない
- すべて日本語
- スマホ対応必須

ステップ 3: 初稿を作らせる

上記の規約に沿って、私(山田太郎)の
自己紹介ページを index.html + style.css で作ってください。

私について:
- Webデザイナー歴3年
- 趣味: カメラと山登り
- 得意: ロゴデザインとLP制作

構成:
1. ヒーロー: 名前とキャッチコピー
2. About: 経歴
3. 作品ギャラリー(プレースホルダーでOK)
4. 趣味紹介
5. お問い合わせフォーム

作り終えたら open で開いてください。

ステップ 4: 対話で磨く

ブラウザで見て、気になる箇所を具体的に伝えます:

🎨 よくある修正指示

・「ヒーローの高さを画面の80%にして」
・「About のアイコンをもう少し大きく、左寄せに」
・「ギャラリーを2列ではなく3列にして」
・「全体的にもっと余白を広くして、ゆったり見せたい」
・「スクロールでふわっと出てくるアニメーションを追加」
・「スマホで見たとき、ナビメニューをハンバーガーに」

ステップ 5: Git に保存する

このプロジェクトを git で管理したい。
初期化して、.gitignore を作って、
最初のコミットをしてください。

コミットメッセージは
「自己紹介ページ v1」で。
💡 対話を加速するコツ

1. 具体性: 「大きく」より「32pxに」/ 「もっと上」より「40px 上に」
2. 比較: 「このボタン、Stripeみたいに角丸 + シャドウで」
3. 感情の言語化: 「なんか寂しい」→「主役がぼやけている。中央に余白を確保して、タイトルだけで持たせて」
4. 段階的: 一度に全部直させず、1箇所ずつ改善

🎓 モジュール2 修了チェック

🎉 基礎編クリア!

あなたは今、「AI と対話しながらファイル操作ができる人」になりました。これは2026年時点でも驚異的なスキルセットです。
次の Module 4 からは、本格的な HP / LP 制作に踏み込みます。ポートフォリオに載せられる作品を1本完成させましょう。

✏️ FINAL QUIZ

Claude Code で効率的に作業するための、もっとも重要な習慣はどれでしょう?

  • A毎回ゼロから詳しく指示を出す
  • Bプロジェクト特有のルールを CLAUDE.md にまとめ、対話で具体的な修正を重ねる
  • Cできるだけ短い英単語だけで指示する
✅ 正解! CLAUDE.md で土台を作る + 対話で磨く、これが Claude Code 時代の王道フローです。
💡 30秒で復習

実践:「会社紹介LPを1ページで作って」のような依頼から始める。生成→確認→修正のループを回し、最終的にindex.htmlを開いてブラウザで動作確認。これでHP制作の最初の1歩が完了。

付録

📚 Claude Code よくあるエラー&Q&A辞書

困った時はここを引け。実務で詰まりがちな20+ケースをまとめた。

🔧 エラー対処辞書

① インストール・起動系

症状原因対処
command not found: claudePATH未設定 or 未インストールnpm install -g @anthropic-ai/claude-code を再実行 / npm bin path を PATH に追加
EACCES permission deniednpm のグローバルインストール権限不足sudo npm install -g または npm prefix を ~/.npm-global に変更
Node version is too oldNode v18未満nvm で v20 に更新 nvm install 20 && nvm use 20
起動するが認証画面が出ない既存セッションの破損rm -rf ~/.claude 後に再ログイン

② 認証・API系

症状原因対処
Authentication failedAPIキー失効 or プラン未契約console.anthropic.com でキー再発行&プラン確認
Rate limit exceededAPI使用量超過数分待つ / プラン上位化 / モデルを Haiku に切替
Connection timeoutネットワーク or VPN干渉VPN切断 / プロキシ設定確認 / 別ネットワークで再試行

③ ファイル操作・権限系

症状原因対処
「ファイルが見つかりません」とAIが言うカレントディレクトリ違いpwd 確認 / プロジェクトルートで claude 起動
編集が反映されない権限拒否 or 別プロセスがロック権限プロンプトで「許可」/ エディタ閉じて再試行
誤って大量削除された確認なしで実行されたgit checkout . で復旧 / 普段から git commit をこまめに

④ 出力品質・挙動系

症状原因対処
同じ質問でも答えが変わるLLMの確率的特性プロンプトに条件・例を追加で固定化
古い情報を返す知識カットオフ最新ドキュメントをURL/ファイルで提示
長文タスクで途中で止まるコンテキスト超過タスクを分割 / /clear で履歴整理
嘘の情報(ハルシネーション)LLMの根本特性必ず人間が事実確認 / 重要情報は出典明記を依頼

❓ よくあるQ&A

Q1. ChatGPTやGeminiと何が違う?

Claude Codeは「ローカルファイルを直接読み書き」「ターミナルコマンド実行」「git操作」が標準装備。ブラウザで完結するChatGPTと違い、コーディング・ファイル操作・自動化に特化したCLIエージェント。

Q2. 料金はいくら?

Pro $20/月(Claude.ai含む共通枠)/ Max $100〜200/月(重い使い方向け)/ API従量課金。HP制作なら Pro で十分、本格運用なら Max を推奨。

Q3. 機密情報を入れても大丈夫?

API/Pro/Maxプランはデフォルトで学習に使われない。ただし社内規定・顧客契約上のNDA確認は必須。.env や顧客個人情報は `.gitignore` 必須、AIへの貼付は要慎重。

Q4. オフラインで使える?

不可。Claudeモデルへのアクセスにインターネット接続が必須。オフライン作業が必要なら Ollama 等のローカルLLMを併用。

Q5. プログラミング未経験でも使える?

使える。コードを書けなくても「こういうサイト作って」と日本語で依頼すれば動くものが返る。ただし「動作確認・公開・修正依頼」の3スキルは身につける必要あり(本研修で習得)。

Q6. 既存コードに混ぜても大丈夫?

git管理下なら安心。Claude Codeはdiffを提示してから書き込むので、レビュー後に承認すればOK。本番反映前にローカル動作確認+PRレビューの2段階を推奨。

Q7. 複数人で同じプロジェクトを使える?

使える。CLAUDE.md と .claude/ 設定を git にコミットすれば、チーム全員が同じ前提でClaudeを使える。逆にAPI KeyやAuthトークンは個人のものを使う。

Q8. 業務でのおすすめユースケース3つ

議事録要約とNotion投稿の自動化 / 社内マニュアルのHTML化&社内ポータル公開 / 営業日報からCRM入力データを生成。いずれも30分〜数時間で実装可能。